[3月11日]アールブリュット 公開アート制作

はこだてトリエンナーレに出展するアールブリュットの作家たちを中心に公開制作を行います。

絵の具を使って3人ずつで大きな作品を仕上げます。完成後はGスクエアで展示予定です。

 

日時 2023年3月11日(土)
13:00開場13:30開演

場所 函館コミュニティプラザ Gスクエア(函館市本町24番1号 シエスタハコダテ4階) アクセス

協力 : 社会福祉法人侑愛会 ワークセンターほくと


アールブリュット
~ワークセンターほくとの作品~

今回「アールブリュット」という枠組みで、北斗市の福祉作業所ワークセンターほくとの利用者による作品を紹介させて頂きました。

「アールブリュット」はフランス人画家ジャン・デュビュッフェが1945年に提唱しました。正規の西洋的美術教育を受けていない人々による、人間の根源的な表現の欲求を直接表したような作品のことを指し、直訳は「生の芸術」です。

アールブリュットは障害者のアートを指す言葉ではありません。アールブリュットの枠組みで紹介されるアーティストに障害者が多いのは、既存の教育を受けられない人に、障害者が多かったという事情があります。

私がアートセンターほくとの方々に出展を依頼したのも、彼らが障害者だからではありません。これらの作品が他にはない独創性と表現力を持っているからです。

長期に渡ってワークセンターほくとの皆様と関わるなかで、彼らにとって作品を作ることが欠かせないものであると実感しました。彼らの作品には生きる喜びと表現したい欲求が溢れています。そして彼らの作品を観ると、人類が生きていく上でアートが必要不可欠なものであると確信させてくれます。

私自身彼らと同じアーティストの一人として、彼らの生き方や作品制作へ向かう姿勢に心から敬意を表して、今回ワークセンターほくとの皆様の作品を紹介させて頂きたいと思っております。

ささきようすけ